(花蓮中央社)東部海域で3日に発生した地震で大きく傾いた東部・花蓮県花蓮市の「天王星ビル」。ビルの解体工事が続く13日の午後2時ごろ、内部に取り残されていた住民の飼い猫1匹が救出された。 救助されたのは猫の「猫咪」。飼い主の女性、康さん(33)が地震の発生後、一度避難するもペットを助けようとビルに戻った。余震で倒れた梁(はり)の下敷きになり命を落とした。 「猫咪」は当初、死亡したとみられていたが9日に生存が確認された。搬送先の動物病院によると、目立った外傷がなく脈拍や呼吸などのバイタルサイン(生命兆候)も安定しているという。 天王星ビルでは、飼い猫の発見や救出が相次いでいる。「猫咪」の他に「橘子」と「妹妹」の2匹が9日までに助かった。