■ 一方、我々が小さい時、インフルエンザワクチンが集団接種されていたことは記憶に新しいでしょう。目的は、集団接種を行うことで集団免疫(全体の免疫をあげる)ことでした。いわゆる、「コクーン(繭)」の考え方です。繭(まゆ)とは、若い人は知らないかもしれないですが、絹の原料になる、蚕(かいこ)玉のことで、周囲の免疫をあげることで、中の弱いひとを守っていこうという戦略を繭に例えています。 予防接種の本当の意味 ”集団免疫”とは何か ■ しかし、当時、インフルエンザ集団接種は、中止となりました。色々な考えがあることは承知していますが、集団接種を中止することで起こったことは明らかになっています。 ■ 日本全国での超過死亡率が明らかに上昇したことです。超過死亡率、というのは簡単に言うと、インフルエンザが流行したために余分に死亡した率、と言えばいいでしょうか?インフルエンザのみではなくインフルエンザによっ