ブックマーク / www.kanaoka-law.com (3)

  • またも捜査機関の証拠改ざん事例

    【1】 某MLで話題沸騰(かどうかは知らないが少なくとも関心を集めた)の、名古屋地判2022年10月5日である。国賠事案ではあるものの、要するに一方当事者がパトカーであるという単なる交通事故事案であった。 判タ2023年7月号(通巻1508号)掲載。 【2】 さて件名であるが、この事案では、訴被告である愛知県側のパトカーが赤信号進入にあたり、サイレンを鳴らしていたかが争点の一つであった。サイレンを鳴らしていなければ緊急自動車扱いされないからである。 被疑者でもあった運転手警察官は、事故翌日の実況見分でサイレンを鳴らしていたと主張した。また、パトカーのドラレコには音声ファイルが無かったが、愛知県側は、監察官室配属の警察官にして被告側指定代理人でもあった人物名義の報告書で、「録音機能は使用していなかったので最初から音声ファイルは無い」と主張した。 ところが、裁判所がバイナリデータを確認してデ

    またも捜査機関の証拠改ざん事例
    ROYGB
    ROYGB 2023/07/05
    裁判官による釈明権の行使
  • 「黙秘」への嫌悪感~ある裁判員経験者等の意見交換会議事録より~

    裁判員が露骨なまでに黙秘への嫌悪感を示した、公式議事録である。 https://www.courts.go.jp/wakayama/vc-files/wakayama/file/SAI_H30_0131.pdf (和歌山地裁、2018年1月31日開催) 黙秘に対し、こうも嫌悪感を露わにされると、裁判の正当性が疑われる。 以下、書き抜いてみる。 「やはりよくなかったですね,完全に。弁護士さんのほうが指示をして,黙秘してくださいという感じでしたんで,やっぱり印象としてはよくなかったです。」(14頁) 「この被告人,黙秘権を使い,逃げおおせかけたけども,逃げられなかったということは,もう逃げ得,黙秘権使い放題の,まあ言うたらひきょうやなと思ったことはありました。被告人が上の人だったのに,男らしさがないとか,そう思いました。言うことはやっぱり言って,ちゃんと裁判に立ち向かってほしかったなとは私は思

    「黙秘」への嫌悪感~ある裁判員経験者等の意見交換会議事録より~
    ROYGB
    ROYGB 2023/06/16
    一般人を参加させる仕組みなので、素朴な感覚が出てくるのも仕方ない気もする。逆に薬物の空港での持ち込みだと、裁判員制度になって無罪が増えたというニュースも前に見た。
  • 日弁連よ、お前もか・・(史上最低級の会長声明)

    奈良市内で元首相が背後から銃撃されたとされる事件を巡り報道が盛んにされている。目に付くのは、民主主義への攻撃だと煽る報道姿勢である。 事件性、犯人性はともかく、行為動機が民主主義への攻撃なのか、たまたま選挙演説中の人が狙われただけなのかは、現段階でも決めようがないのに、人への裏付け取材もなく前のめりに煽る報道姿勢には、全く感心しない。話題が旬の時に軽率な報道を行い、それが後に名誉毀損訴訟に発展することなど、ままあるというのに、報道関係者がいつまでこの愚を繰り返すのか、うんざりである。 ・・・と独りごちていたら、日弁連も同じことをやらかしていた。 https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2022/220708.html 7月8日付け会長声明である。 曰く「選挙期間の応援演説中に銃器を使用して尊い人命を脅かすことは、その動機

    日弁連よ、お前もか・・(史上最低級の会長声明)
    ROYGB
    ROYGB 2022/07/13
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