整形外科医は最も生身の筋膜(ファスチア、ファシア)切ったり、剥がしたり、縫い合わせたりしている職種です。 皮下腫瘍摘出、腱断裂の縫合、鎖骨、足首、膝蓋骨、手首などの骨折の手術などを局所麻酔でやっていることがあります。 だからどこに痛みのセンサー(ポリモーダル受容器)がたくさんあるか経験的に知っています。 ほとんどは表皮、真皮にあります。 たとえば鶏卵大の皮下腫瘍(粉瘤腫、脂肪腫)の摘出の場合 切開する表皮、真皮の部分に局所麻酔を打つだけでほとんどの場合十分です。 真皮のすぐ下に良性腫瘍が脂肪組織の中にあります。脂肪組織は痛みを感じることはありません。 腫瘍の表面に沿って鈍的に剥がすようにして(鋭利な刃物を使わず)神経や血管を傷つけることを防ぎます。 腫瘍の底が筋膜にまで達していることがあります。 筋膜に癒着していることはなく、鈍的に剥離できます。(鋭利な刃物は必要ありません。) このような