「武漢肺炎」(COVID-19)による感染が拡大後、WHOの露骨な中国共産党政権寄りの姿勢にWHO内部でも批判が高まっている。2月に行われた会議で、タイ代表がWHOの対応に嫌味たっぷりな言葉を浴びせ、注目された。 WHOは2月3~8日の日程で、スイス・ジュネーブ本部で第146回執行委員会を開催した。会議では、執行委員会の34人の委員が出席し、今年WHOの議事日程などを決定した。WHOは会議の動画をウェブサイトに公開している。 海外ネットユーザーは3月7日フェイスブックで、2月6日の会議でタイ代表が意見を述べる場面を中国語に翻訳し投稿し、話題を呼んだ。 会議の中で、タイ代表は「議長、旅行制限を確実に実行するなら、まずテドロス事務局長を隔離したうえ、今回の会議を中止にすべきです。事務局長は北京を訪問したばかりです。会議に参加した多くのメンバーの国では旅行制限を実施しています。メンバーらは事務局