JR東海は26日、山梨リニア実験線の延伸に伴い導入する営業線仕様の新型車両の概要を発表した。名称は「L0(エル・ゼロ)系」。「L」はリニアを表し、「0」は新幹線の初代車両0系と同様に営業線仕様の「第1世代」を表すとしている。0系は1964年の東海道新幹線開業時から、高速鉄道時代の顔として活躍。2008年に使命を終えて引退しており、リニアで「名車」の形式名が復活する形となった。 同社は2013年末完成を目標に実験線延伸工事を進めており、完成後は42.8キロとなる。L0系は現在の先頭車をベースに、より滑らかな先頭形状とした。カラーリングは東海道新幹線のイメージを踏襲した白・青としながらも、白い範囲を増やして軽快感を演出。断面形状は居住性を向上するため角形とし、現行の新幹線N700系と同様に乗客頭上の空間と荷棚収納スペースを拡大した。 L0系車両は先頭車4両、中間車10両の計14両を製作し、これ