奈良県警の嘱託警察犬審査会で、同県桜井市の会社員松吉慶子さん(31)が飼育する雌のロングコートチワワ「桃」(7歳)が、合格し、県警が19日発表した。 県警によると、チワワが嘱託警察犬になるのは極めてまれで、来年1月から災害現場などで活躍する。 桃は体重3キロの小型犬で、12日に開かれた審査会の「捜索救助の部」に出場。遺留品のにおいを頼りに、5分以内に100メートル四方内にいる要救助者を捜す課題をクリアした。 桃は訓練士の指導を受け始めた6年前から、機敏な動きで才能の片りんを見せていたといい、県警は「大型犬が入れない現場で活躍して」と期待している。