コンビニエンスストア大手のローソンは14日、すき焼きやしゃぶしゃぶ用の高級牛肉を使った「スタミナ牛焼肉弁当」を450円で22日から発売すると発表した。ローソンによると、本来なら700円程度の価値があるというが、牛肉を一括調達するなどして仕入れ価格を抑えた。消費者の節約志向の高まりを受け、低価格の弁当が相次いで登場しているが、ローソンでは「たまには良いものを食べたい」というニーズも強いとみて、食材にこだわった500円前後の弁当を今後も定期的に発売するという。 ≪低価格路線と並行≫ たばこ自動販売機用成人識別カード「タスポ」を持たない人がついで買いする“タスポ効果”が、前期までコンビニ各社の業績を押し上げていた。だが、タスポ効果も7月には一巡し、今後は増収が見込みにくくなっている。ローソンは低価格路線にくわえ、価格が多少高くとも消費者が満足する商品にも力を入れ、収益向上を目指す。 この日