というわけでシンポジウム「より良き立法はいかにして可能か: 立法の実践・制度・哲学を再考する」に行ってまいりました。写真は会場の大ホールですが、150人以上ご参加とのことなのでまあ盛況だったのではないでしょうか。私自身は新幹線の時間の都合があってパネルディスカッション残り10分くらいの時点で退出してしまったのですが、議論も盛り上がっていたと思います。その大きな要因としては報告者の中に大変に喋りたがりサービス精神旺盛な方々が多数お見えになったことが挙げられると思い、何というか司会の井田先生のご心痛やいかにという感じだったのですが、お前もその混乱に拍車をかけただろうと言われると返す言葉もありません。 全体の議論について言うと、「立法学」と言った場合の中身としては大きく(1)いかなる政策目的が立法に適しており、あるいは立法によって対処することが許されるのかを検討することと、(2)所与の政策目的を