解説共産党史上初の女性党首の登場は、率直に評価したいと思います。ジェンダー平等の先導役になることを期待します。 その一方で、田村氏の党大会での「結語」の演説には驚愕しました。党大会の席上、松竹伸幸氏の除名処分の手続きについて異論を述べた大山奈々子・神奈川県議に対して、壇上から徹底的な批判を展開。委員長になる人物が、多数の大会代議員がいるなかで、つるし上げのように批判を加えるのは、パワハラではないでしょうか。これでは、共産党内で自由に意見が出せるわけがない。大山県議は、松竹処分について「将来共産党が政権をとったら、国民をこんなふうに統制すると思えてしまう」と懸念を示しましたが、この発言に十分な根拠があることが、逆に示されました。 志位氏が議長になり、書記局長に小池氏が留任。浜野忠夫氏、市田忠義氏ら高齢幹部も、そのままです。田村氏の委員長就任は歓迎しますが、過剰な期待ができないのも明らかです。
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