かつてこの世を生きたフランスの文学者ラ・ロシュフコーの言葉で「われわれはみんな、他人の不幸を平気で見ていられるほど強い」という言葉がある。 この言葉を知ったのはいつだったか。10年くらい前だったろうか。ラ・ロシュフコーの本は読んだことがないので、おそらくWebか雑誌でこの言葉を知ったのだと思う。 私がこの言葉について思い出すのは、周りの誰かの不幸に寄り添えない自分を弁護する時ではなくて、自分が不幸だなあ、つらいなあなんて状況にいたり、それを思い切って誰かに打ち明けたりして、それでも助けや共感を得られなかった時だ。彼らが悪いのではない、人間はそういうものなんだ、と。ハハ、と笑う。彼らを責めるのではない。人間の心、脳のメカニズムを責める。そうすれば特定の誰かを恨まずに済む。 これまでの人生の中では、例えば業務上、他部署の社員の要望に応えることが出来ず、会社の規定等を持ち出して「大変心苦しいので
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