いろいろな記憶の方法(方略)があるけれど、記憶ニーズから考えると普通の人に求められているのは、feat of memory見世物や記憶のスプリント競技に必要な、円周率を何桁も覚えるような少種類大容量タイプの記憶術ではない。 むしろ必要なのは、多種類の事項について長期にメンテナンスできるような記憶方略である。 繰り返し、間隔を次第に広げながら(例えば1日後、3日後、7日後……という具合に)復習していくスペースド・リハーサルについては、次の記事で書いた。 復習のタイミングを変えるだけで記憶の定着度は4倍になる 読書猿Classic: between / beyond readers スペースド・リハーサルは単純な暗唱ものから文章理解から技能習得に至るまで有効だが、最大の欠点は〈面倒くさい〉ことである。 最初のうちはいいが、学習をはじめて何十日か経つと、復習すべき項目が〈1日前覚えた項目〉〈3日
スケジュール帳にしろ、ToDoリストにしろ、直線的な形状のものがほとんどですが、一日の時間は、直線的というよりもむしろ、朝から昼、昼から夜へと、アナログ時計のごとく、ぐるりと回っているもの。そこで、そんな時の流れのイメージに合ったスケジュール帳を使ってみるのはいかがでしょう? ブロガーのAdam King氏は、無印良品の「MUJI AWARD 02」で審査員賞を受賞した『Chronotebook』から着想を得、アナログ時計型のスケジュールブック「The Daily Rind」を自作しました。 起床時間からスタートさせ、午前版、午後版の2バージョンをつくり、それぞれの時間帯のスケジュールを、「時刻」に合わせて書き込んでいく仕組みです。このフォーマットだと、罫線や方眼ベースのスケジュール帳に比べて自由度が高く、ちょっとしたメモを書き込むのにも便利だそうです。また、一日のパターンや習慣を直感的に
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