殴り続けた監督、現役Jリーガーも加害者の一人。暴力が横行する高校サッカーの部活動 フットボールチャンネル 1月1日(水)18時34分配信 体罰やしごきが社会問題になりながらも、未だに一部のサッカー強豪校や伝統校では、行き過ぎた指導が行われている。なぜ理不尽な指導はなくならないのか? このほど出版された加部究著『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(カンゼン)の中でその実態が明らかにされている。 ■疑問だらけの部活生活 BはJクラブのジュニアユースで、3年間レギュラーとしてプレーをして来た。ユースへの昇格は逃したが、それならやはり全国高校選手権を目指そうと、希望を抱いて強豪高校へと進学した。 だが実際に強豪校の練習に参加してみて疑問が沸いた。中学時代は濃密で合理性の高いトレーニングを積み重ねて来た。新しい戦術理論も教わり、サッカーの奥深さも知って、心から楽しむことができた。