「エキなか!」とは?: 駅内の店舗と言えばキヨスクと立ち食いそば、というのは今や昔の話。2000年代に入り、その集客力を目当てに、本屋からブランドショップ、理容店までさまざまな業態が出店するようになり、大きな駅では商店街のようなエリアが生まれていることも。そんな駅ナカビジネスの裏側に迫ります。 長期の休みや年末などには、帰省ラッシュで混み合うJR東京駅。1日平均の乗客数(2010年度)は38万1704人と、JR東日本エリア第5位。JR山手線を始め、東海道線、京浜東北線から新幹線に至るまで、さまざまな路線が行き交う交通の要衝駅である。 お土産を求める人の流れが変化 そんなJR東京駅だが、2007年10月25日に駅ナカ商業施設「GRANSTA(グランスタ)」が開業したことで、人の流れに大きな変化が生まれている。開業前、お土産や駅弁を購入する場合は、隣接する大丸の地下街や八重洲地下街に向かう人が