NHK Eテレとの大型コラボを経て、新聞・出版をはじめ既存メディアに対して益々大きな存在感を放っているニコニコ動画。3年前にSPA!がスポンサードした『第5回ニコニコ映画祭』の頃は既存メディアから異端児扱されていたが、今やテレビ局からコラボの提案が多数きているという。ニワンゴの設立初期には、ニコニコ動画と既存メディアが共存できる未来は見えていたのだろうか? ニコニコ動画の運営元・ニワンゴ社長の杉本誠司氏に話を聞いた。 ←前編はこちら https://nikkan-spa.jp/104458 杉本: 最初はわからなかったですね。ネットの特性を生かしたコミュニティーサービスを実現する過程において、まず人が集まる環境として思いついたのが着メロです。着メロは聞くのが目的ではなく、鳴った瞬間に「あ、それ!」って周りに言われるのが嬉しいから買う。その感覚って、今のソーシャルサービスと同じですよね。それ