1月1 司法試験に合格するということ 司法試験に受かってとまどったこと。 合格すると,「おめでとう」とか「よかったね」という言葉に混じって,「すごいね」とか「すばらしい」とか称賛の言葉をいただくのである。 もちろん,合格した本人はうれしいですよ。ほめられていやな気になる人もいないでしょう。 ただ,称賛されるようなことを自分が何かしたという実感がない。合格者=成功者というイメージがあるから,合格者が何か言うと高みからものを言っているようで感じ悪いかもしれないが,「司法試験に合格しただけ」の人って,まだ何にもしてないじゃない。これから,その人が裁判官,検察官,弁護士になって(まだなれると決まったわけですらない),そこでいい仕事をしたときに初めて称賛されるべきものだと思うのである。 考えてみると,受験ってみんなそう。東大のような難関大学なら,合格することがすばらしいこととされるのである。 合格し
小説のボツ原稿をここに載せていきます。禁無断転載 == 慶應義塾大学の第138回卒業式はあいにくの曇天だった。ざまあみろ、と僕はひとりごちた。そうしたところで、気分はまったく晴れないにせよ。 学長は卒業の送辞で計4回も「希望のない時代」と言いやがった。「ええ、我が国はあ、未曾有の震災を経てぇ、今、希望の見えない時代に突入しましたぁ。このぉ、混沌とした世界においてぇ、皆さんはぁ、かつて経験したことのない困難にぃ、立ち向かうことを迫られていますぅ。皆さんこそがぁ、この希望なき世の中のぉ、新たなともしびとなるべくぅ、未来を切り開いてぇ」……自分の生きている時代に希望がないなんて言うのは、自分の人生に期待できなくなった老人だけだ、バカヤロー。そう胸の中で毒づきながら、僕は卒業式が行なわれている大講堂の分厚い革張りのドアをローファーの踵で蹴っ飛ばした。……というのは僕の妄想で、本当は、しぃんと静まり
当初は別に非難するつもりもなく、ただのウォッチの対象に過ぎなかったTwitter。しかし交わされる内容の中身の空虚ぶりには、目を覆いたくなるものが多い。というか、このネタの宝庫を誰もつっこまないのが不思議なほど。 ソフマップの店頭デモを見ながら、 二人のオタが言い争っていた 「初音ミクが唄っているのだ」 「いや、ただパソコンが鳴っているのだ」 そこへ通りがかったオタが言った 「初音ミクが唄っているのでもない、 パソコンが鳴っているのでもない おまえらの心が鳴っているのだ」 二人のオタは鳥肌をたてた。 (非風非幡) 手近なものをひとつ紹介したが、「どう?」「すごいでしょ?」って書き上げた本人のご満悦ぶりは伝わってくるけど、内容はちんぷんかんぷん。「わからないので文意を説明してよ」と言っても、聞いたところで発言者自身しどろもどろになるだけだろう。これはヒッチコック映画でいう「マクガフィン」で、
今までやろうやろうと思っていたけど、ついにブログを始めようと思う。ブログを使って自分自身について考えたいと思う。ブログを始めた理由は挫折である。挫折により自分のことをより深く考えたいとおもったのである。 六月下旬は人生で初めて本格的な挫折を味わった。今まで「挫折したことあるの?」と問われたとき、口では「挫折くらいあるよ」と答えていたが、心の中では「正直、思い当たらないな」と思っていた。実際にそうである。大きな挫折なんか経験したことがなかった。挫折がなかったから、自分自身について深く考えない甘ちゃんになっていたと思う。 中学入試で進学校に入り、現役で大学受験で慶応に入り、そのまま過ごしてきた。 大学に入ってから、漠然と「より大きいことをやりたい」「より上にいきたい」と思ったので、国Ⅰを目指した。自分ではそれなり勉強をしたと思う。その結果からか試験はパスした。 しかし、試験の後の官庁訪問で失敗
2006年01月31日 自治省入省 もともと国家公務員志望だった。単純な私は社会貢献したいという熱い思いを持っていたのである。そして、その中で「なぜ自治省に入省したのか。」とよく聞かれる。 自治省入省の動機については2年に1回くらいの割合で書く総務省のパンフレットでも再三触れてきている。 しかし、当時働いた経験もない私が明確に自治省を狙っていたかというと大分怪しく、多分に縁によるものの方が強かったと思っている。 国家公務員の場合、試験自体は人事院が一括して行っているが、採用は各省に任されている。このため、試験とは別に、官庁訪問を行う必要がある。 私の場合、資格試験予備校にも、勉強サークルにも入らないまま単独で勉強していたため、恥ずかしながら国家公務員の採用システムについてあまり熟知していなかった。それどころか、国家公務員試験の2ヶ月前の予備校のテストで一番のドンジリだったのである。採用どこ
カンタロウ28歳社会人の労働基準監督官転職ブログ 瀬戸内在住のアラサー・カンタロウが脱サラして労働基準監督官への転職を目指します。2014年労基不合格、2015年労基不合格、現在地元近くの自治体で事務職員。2018年社労士取得のため勉強開始。 三十路を目前に、自分の働き方を見直し、公務員への転職を目指すカンタのブログです。 出身は関西より西、とだけ。 もともと飽きやすい性格で、 いろいろ試してはちょっと齧って、すぐ放り出す嫌いがあるので、この試験もどこまで本気か自分でもわかりません。でもいまの僕は公務員試験が一番の目標で、夢でもあるのです。 職人やプロフェッショナルな仕事に憧れを持ち、専門学校時代はデザインを学びました。華々しいあこがれの世界というイメージがありましたが、実際に地元の代理店で働いてみると、地味な作業の繰り返しばかりです。お客からは馬鹿にされ、顎で使われます。どうしてこんなに
加計学園問題や都議選で「文部科学省」や「都庁」が話題になっています。そんな中、都庁の採用2次試験が先週で終わり、中央官庁の採用を決める官庁訪問が7月5日から始まりました。都庁と国家公務員を併願される方は例年多く、進路に悩まれている方も多いと思います。 いつもは専門分野の環境エネルギーについてのコラムを書いているのですが、編集部からの依頼を受けて、今回はテーマを文部科学省から都庁への転職記に変えて書きたいと思います。文部科学省から都庁への転職はおそらく私くらいしかいないと思いますので、私の経験が少しでも公務員志望の方に参考になれば嬉しいです。 なお、私の転職は、天下りや出向ではなく、採用試験を受け直した上での、平社員としての転職です(給料も役職も下がりました)。念のため。 文部科学省での仕事 文部科学省では5年間勤務し、原子力や次世代スーパーコンピューターを担当していました。 転職前の最後の
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