トヨタ自動車は4日、都内で記者会見を行い、豊田章男社長から直接、「2009年限りでF1世界選手権から撤退する」と発表した。 トヨタの東京本社で行われた記者会見には、会場の会議室に収まりきらないほどの報道陣が詰めかけた。多数のフラッシュが炊かれる中会場に姿を現した豊田社長、そしてTMG会長でもある山科忠専務取締役が出席した。 冒頭、豊田社長から昨年来の急激な経済情勢の変化の中でも、豊かなクルマ文化の創造に向けてF1への参戦を継続を希望していたが、社内の取締役会での検討の結果、F1撤退を決定したと発表。ファン、ドライバー、関係者に協力への感謝を述べた。 今回の決定については「苦渋の選択」とし、ファンからの期待に応えきれなかったことを謝罪している。 トヨタF1チームは2002年開幕戦オーストラリアGPからF1に参戦。それまでWRC世界ラリー選手権で活躍していたトヨタ・チーム・ヨーロッパを
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