外から見ただけではわからない、ブラック企業の見分け方を指南する経済小説『進め‼︎東大ブラック企業探偵団』。その著者であり、現役東大生でもある大熊将八氏が、小説のモデルとなった瀧本哲史ゼミの企業分析術を紹介。実例に基づいて、「いい企業」「悪い企業」を見分けるポイントについて語りました。 就活はなにを信じていいかわからない 大熊将八氏(以下、大熊):今回のプレゼンを進めさせていただきます、東京大学経済学部の大熊と申します。よろしくお願いいたします。 今日は就活解禁日ですよね。みなさん、リクナビとかマイナビへの登録はすみましたか? さっそく合同説明会に行った人はいますか? むしろ行ってない人いますか? (会場挙手) 大熊:あ、行ってない人いた(笑)。みなさん、ちなみに就活生ですか? 就活生じゃない人はいらっしゃいますか? (会場挙手) 大熊:けっこういらっしゃる。ということは、企業分析とか自体に
ブラック企業を見抜くために一番重要な数字 大熊将八氏(以下、大熊):今日は簡単に、ここまでする必要はないんですけども、「ここの数字は見たほうがいいよ」みたいなところを伝えていきたいなと思ってます。 先ほど出てきた有価証券報告書っていうのを見て分析して、まずそこから企業分析はスタートします。これ(スライド)はある企業の有価証券報告書ですけど、いきなりいろんなところに数字が並んでいて、なんのこっちゃわからないと。 まあ、かろうじて売上高とかはわかると。売上高はなんか伸びてる、みたいな。ただ、利益(の種類)もやたらあって、どれを見ていいかわかんないし、このへんのなんとか利益みたいなのもさっぱりわからない。 すっげえ難しそうでややこしそうでめんどくさそうで、たぶん「やれ」って言われたりだとか、「こうやるべきだ」と言われても、見た瞬間に「いいや」ってなると思うんですよね。なので、もうちょっと簡単にい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く