全ての人に最低限度の生活を保障する社会福祉制度、ベーシックインカム。先日はフィンランドでの導入実験が予定された2年間で一旦終了されることが発表され、話題を呼んだ。 (関連記事:フィンランド「ベーシックインカム実験失敗」報道は“誤報”? 理念とは程遠いその実態) ベーシックインカムは日本でも、将来の社会保障制度のあり方として関心を集め、2017年総選挙では、希望の党が公約に盛り込むなど徐々に知られ始めているが、まだ導入に向けた議論は始まったばかりだ。だが、民間レベルではベーシックインカムの実験の動きが始まっている。その1つが、神奈川県厚木市にある「ベーシックインカムハウス」だ。現地を取材した。