【バンコク共同】日米中ロなど21カ国・地域が参加するAPEC貿易相会合が21日、タイの首都バンコクで始まった。議長国タイの当局者によると、ウクライナで侵攻を続けるロシアから出席したレシェトニコフ経済発展相の発言中、抗議の意志を示すため日米など5カ国が退席した。 【写真】抗議の退席をする各国外交団と演説するロシアのラブロフ外相 3月の人権理 日本政府当局者も萩生田光一経済産業相が退席したことを確認した。 会合は新型コロナウイルス禍後の貿易促進やエネルギー価格の高騰について22日まで討議し、連携を確認する。ウクライナ侵攻を巡っても協議されるとみられる。ただ、ロシアへの非難で参加国の対応は割れており、共同声明が出せない可能性も指摘される。