エキシビションで演技する安藤美姫(共同 フィギュアスケートのエキシビションが27日、パシフィックコロシアムであり、女子シングル5位の安藤美姫(22=トヨタ自動車)が、母明美さん手づくりの衣装で「レクイエム」を舞った。「オーロラや空をイメージした」と、青とベージュをベースに、背中が大きく開いた大胆な衣装。日焼けサロンに通って浅黒くなった肌は、水着の跡が残っていた。総合5位とエキシビションの出場権をギリギリ獲得。それを母に報告すると、ひそかに作製していたこの日の衣装の存在を知らされた。曲は「鎮魂歌」とも呼ばれるだけに「(母が急死で女子銅メダルの)ロシェットの気持ちはよく分かる。つらかったと思う」と、自身は8歳で父を亡くしているだけに、思いやっていた。 [2010年2月28日22時46分]