世界陸上競技選手権大会が韓国で2011年8月27日から9月4日まで開催された。 競技はほぼ生放送に近く、TVを見ながら1人、揺れる心の中で思い巡らせていた。 ウサイン・ボルトやアリソン・フェリックスのような注目選手に話題が集中するのは当然のことで キャスターもそういう選手の名前を何度も口にすることは仕方ない。 中継を盛り上げるのもキャスターの仕事だからだ。 けれど、それにも限度がある。「何度も名前をいう」のは我慢できるが 「何度も何度も何度も名前をいう」という執拗なまでの肩入れの仕方は不愉快だ。 キャスターも人間である以上贔屓の選手もいるだろう。チラッと心情が出てしまう分には むしろ人間味が感じられて、血の通った中継を楽しめる、というものだ。 がしかし、世界陸上の放送は不快でしかなかった。 女子200m決勝ではカーメリタ・ジーターとアリソン・フェリックス。 さらにはベロニカ・キャンベル=ブ