2020年東京五輪の追加種目となる野球・ソフトボールのメイン会場でDeNAの本拠地・横浜スタジアムが今オフから客席の増設と施設の改修工事に着手する方針だ。客席は現在より6千増の3万5千とプロ野球が本拠地とするドーム以外の屋外球場としては甲子園に次ぐ規模。五輪開催年の3年後の春には新たな横浜の顔として生まれ変わる。(三浦馨) ◇ 球場は1978年に開場し、今年が40年目。最近は施設の老朽化と収容人員(約2万9千)の少なさが課題だった。客席の増設や改修が検討される中、昨年12月に東京五輪の会場となることが正式に決定。「これが大きな引き金となった」と球場を運営する横浜スタジアム社長を兼務する岡村信悟DeNA球団社長(47)は明かす。 球場を所有する横浜市へ提出した計画案では新たな客席は一塁側と三塁側、バックネット裏のそれぞれ上部へ建て増す。総工費は約85億円。増設席数を6千としたのは主催70試合