2017/4/20 0:00 横井伸幸 1966年に設立されたビセンテ・カルデロン。アトレティコ・マドリーは、約半世紀にわたり愛したこのスタジアムを、今季限りで手放す決断を下した。それは、クラブが抱える膨大な債務を解消させるためだったが……。 文=横井伸幸 スタジアム移転の契機になったオリンピック開催都市への立候補 今年の夏、アトレティコ・マドリーは新スタジアムに移転する。これだけ聞くと、アトレティコにたいして興味がない人は「良い話」と思うだろう。選手も観客もピカピカで最新式の施設を使えるようになるのだ。 他方、アトレティコの事情を多少知っている人は「仕方がない」と感じるかもしれない。2006年2月にこの案が発表されたとき、GMにあたるミゲル・アンヘル・ヒル・マリンはクラブが抱える膨大な債務をきれいさっぱりなくすために必要な引っ越しだと語ったからだ。なるほど移転して、現在のホームスタジア
試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。 27日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝で、アトレティコ・マドリーがバイエルン・ミュンヘンに1-0の勝利を収めた。 あのバルセロナを準々決勝で破った彼らが、今度はジョゼップ・グアルディオラ監督率いるドイツ王者を撃破。まだホームでの1stレグが終わった段階だが、2年ぶりの決勝進出に向けてチームは大きく前進している。 リーガでも、首位バルセロナと同勝ち点の2位、勝ち点1差でレアル・マドリーが3位に続くという、世界的な2強を相手に三つ巴の戦いを繰り広げているアトレティコ。その原動力となっているのは、リーガ35節を終えて16失点という驚異の数字が物語る通り、“最強の盾”といって過言ではないその守備力である。 サッカー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く