「QE2(量的緩和の第2弾)による暴走を止めないと」。11月中旬、アジアの中央銀行・通貨当局高官らが内々に集まった会議は、ただならぬ雰囲気に包まれていた。「これほど米国への不満が噴き出したのを見たことがない」。関係筋が打ち明ける。米国の量的緩和が引き起こしたマネーの洪水。短期の資金が怒とうの勢いで新興国に向かい、通貨高を通して輸出競争力の低下やインフレ圧力の高まりを招く。青ざめる各国当局は投機
![ぶつかる国家 市場あおる「調整不能時代」 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e3c5e614e8acdad43d69cde8f3e93836e869a85/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2F.resources%2Fk-components%2Frectangle.rev-d54ea30.png)
所属チームへの分配金未払い問題で揺れる野球の関西独立リーグの運営会社(中村明代表)は20日、リーグから撤退することを表明した。今後、明石▽神戸▽大阪▽紀州の4球団が役員を出して新たな運営事務局をつくり、リーグを存続させる。1球団3000万円の分担金は結局支払われず、リーグ、球団の維持には難しい状況が続きそうだ。 中村代表と、10年度から参入予定の三重を含む5球団の代表がこの日、和歌山市内で記者会見。中村代表は分配金の原資がないことを認めた上で、「ご迷惑をかけた。撤退が妥当だと思った」と述べ、「昨年秋に経済情勢が変わり、スポンサーのキャンセルが十数社出た。スポンサーからの収入は2億円ほど不足している。事業計画に甘さもあったと思う」と説明した。 会見は当初、19日に4球団の代表者協議で決まった経費削減策などについて発表する予定だったが、午前中に中村代表と一部球団の代表が協議。分配金を早急に
【ワシントン=渡辺浩生】米国で日本の「失われた10年(ザ・ロスト・ディケイド)」の教訓を模索する動きが活発だ。オバマ政権は景気対策法案の成立にこぎ着けたが、経済危機は深刻化には依然歯止めがかからない。不良債権問題への対処が遅れた90年代の日本と同じ過ちを繰り返せば、米国はおろか世界が長期停滞に陥ってしまう-という不安感が背景にある。 「大胆で迅速な行動を欠いた結果、日本は“失われた10年”に陥った」。オバマ大統領が9日の記者会見でこう訴えたのは、米国が、「われわれの失われた10年」(米紙ワシントン・ポスト)を案じているからにほかならない。 しかし、大統領が17日署名した総額7870億ドルの景気対策法案は早くも即効性に疑問符がつき、法案に反対した共和党は「景気対策では経済を治癒できない。それが日本の教訓だったはず」(エンザイン上院議員)と指摘した。 確かに日本は90年代のバブル崩壊後の不況に
リバプールの経営難がアンフィールドに落とす影は日増しに濃くなっている。イギリスの証券会社セイモア・ピアースの会長で、イギリス経済に多大な影響を及ぼすと言われている人物、キース・ハリス氏は「今日の経済危機で被害を受けたクラブの中で、リバプールが最も大きな打撃を被っている」と明言した。 米国人投資家トム・ヒックス、ジョージ・ジレット両氏をオーナーに持つリバプールは、2009年1月25日までに3億5000万ポンド(約500億円)の負債を返済しなければならず、“スター選手”の売却も日ごとに現実味を帯びてきた。 両オーナーは、債権者であるロイヤルバンク・オブ・スコットランド(スコットランド)、ワコビアバンク(米国)への返済期限を半年間延期する意向だが、両金融機関の状況もそれほど楽観的ではない。両銀行とも経済危機の余波を真正面から受け、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドについては、イギリス政府が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く