【クアラルンプール=鈴木隆弘】クアラルンプール発北京行きマレーシア航空370便が消息を絶った問題で、中国国営新華社通信は5日、オーストラリア西部パースから西方の海域で捜索をしていた中国海警局の巡視船が同日、超音波信号を探知したと報じた。 飛行記録などが残されたブラックボックスから発せられている信号か関連を調べている。 音波が探知されたのは南緯25度、東経101度の海域。ブラックボックスは水中に没すると、超音波信号(37・5キロ・ヘルツ)を毎秒1回発信するといい、新華社通信は、巡視船が探知した超音波信号も同じ周波数だと伝えている。 370便は3月8日未明、北京に向かう途中に消息を絶った。マレーシア当局は、不明機と通信衛星の交信を調べた結果、インド洋南部に墜落したと断定。豪州や中国、日本などが捜索を続けている。