岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授(放射光科学)らのグループは、電子材料に安価な酸化鉄化合物を用いた光発電装置の開発を進めている。池田教授によると、光吸収率は既存のシリコン製太陽電池の100〜1千倍といい、「雨の日や夜間でも発電が可能な“夢の太陽電池”になる」という。大幅な製造コスト低減も見込め、2015年までの実用化を目指している。 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)が発電時に全く出ない太陽光発電は、クリーンなエネルギーとして発電装置である太陽電池パネルなどの需要が世界的に急増。だが、主原料のシリコンが高価で導入費用が高く、太陽からの可視光が注ぐ日中しか発電できない欠点がある。 池田教授によると、研究中の酸化鉄化合物は太陽光のうち常に降り注いでいる赤外線にも反応し、「曇りや雨の日はもちろん、夜間でも発電できる」としている。また、現在の太陽電池はパネル状だが、化合物は元々粉末
畑の中から“お宝”ザックザク―。赤磐市石の農業青山邦芳さん(55)方近くの畑から28日までに、室町時代の銅銭約6000枚入りのつぼが見つかった。 青山さんが18日、重機で畑ののり面を掘削中、銅銭がぎっしり詰まった備前焼のつぼ(高さ30センチ、最大胴径24・8センチ)を見つけた。同市教委は「唐時代の開元通宝など中国大陸からの輸入銭が大半。地方集落の貨幣流通を知る上で貴重な資料」としている。 青山さん方では代々、この畑に宝物が埋まっているという言い伝えがあったという。青山さんは「突然、つぼが出てきたので驚いたが感動した。銅銭は市教委に寄付したい」と話している。 同市教委によると、つぼは完形品で、16世紀前半の製作。戦乱や天災への備蓄や地鎮のため、地中に埋めたとみられる。大量の銅銭が入ったつぼは、県内では過去に美作市、備前、勝央町でも見つかっている。
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