「“違い”を追求する仏のファッションカルチャー誌『WAD』と リニューアルで注目を浴びる米の『Interview』誌」 2008年5月22日 TEXT:蜂賀 亨 (クリエイティブディレクター/エディター) インターネットや映像メディアなどでクリエイティブが注目されている一方、本や雑誌などの紙メディアがつまらなくなってきたかというと、けっしてそうとは思わない。複数の新しいメディアが展開されることによって、紙メディアだからこその面白さ、特性、付加価値が再認識されているのが現状ではないだろうか。 デジカメやメールで情報を集めてそれを誌面上で羅列するだけではなく、雑誌や書籍といった一冊を編集する能力、写真やレイアウト、タイポグラフィなどのアートディレクションのセンスがますます重要になってきているようだ。面白い雑誌が少なくなってきた。雑誌が売れなくなってきたといわれてはいるけれど、世界にはまだまだ面