ブックマーク / river-daishiro.hatenablog.com (1)

  • 失っても、なお───「ねずみ女房」。 - 言葉と記憶の小径。

    ありきたりの日常のなかで「ねずみ女房」は何がほしいのかわかりません。何かが足りないのです。そんなある日、ハトと出会い、外の世界のことを知ります。そして、ハトとの別れの日「ねずみ女房」は初めて星の美しさを知りました。私たちが大人になっていく意味、日常という世界の凄みを静かに問いかける、大切な1冊。 日常にあった世界とは 大好きなに『ねずみ女房 』(ルーマー・ゴッデン作 石井桃子訳 福音館書店 )という絵があります。 ある日、野生のハトが捕えられ、ねずみ一家の棲む家の鳥籠に入れられます。ねずみ女房は夫と子どもたちの世話に明け暮れていました。 ねずみ女房は、毎日のようにハトの籠のそばまで通い、空や風や雲、森や梢、草の露など外の世界の話を聞いたりします。 夫のねずみは時折やきもちを焼いて、ねずみ女房の耳をかじったりするのですが、ねずみ女房は、ハトのところに通うのが楽しくてしょうがありません。

    失っても、なお───「ねずみ女房」。 - 言葉と記憶の小径。
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