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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/tetsu814-august (1)

  •  「青山半蔵の憂い」は解決したか - 意思による楽観のための読書日記

    明治維新前後の日を描いた名作「夜明け前」は島崎藤村が56歳の時、1929-30年に掛けて中央公論に連載した小説でしたが、時まさに昭和初期に日が世界との戦争に突入してしまう寸前、240年の鎖国を解いて欧米との窓を開いた「第一の開国」での問題について、当時の日人に問うた小説でした。「夜明け前」が書かれた1929年という年は、金融恐慌につづいて満州某重大(張作霖爆殺)事件がおき、翌年には金輸出解禁に踏みきらざるをえなくなった年、日が大混乱に突入していった年で、ニューヨーク発の世界大恐慌が始まった年です。「夜明け前」は、世界恐慌のあおりを受けた資源小国日が、資源確保のための植民地確保に乗り出そうという方向に舵を切ることで、国のあり方と責任のバランスを崩そうとしているのではないか、という警告であったのではないかと感じます。 「夜明け前」でもう一つ描かれているのは、多くの日人がわれ先に取り

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