二〇二〇年東京五輪・パラリンピックで国内外のメディアが入る東京ビッグサイト(東京都江東区)の展示場面積の約六割が、五輪準備のため大会の一年四カ月前から使えなくなる可能性のあることが、運営会社などへの取材で分かった。ビッグサイトは国内最大の展示場施設で、企業関係の展示会は中小企業の貴重な商機となっており、影響を心配する声が出ている。 (五輪施設取材班) 運営会社が二十二日、展示会の主催団体向けの説明会で明らかにした。全体八万平方メートルの六割前後を占める東側のホールと来年完成予定の東新展示棟(仮設)は、五輪開会の一年前に国際放送センターとして引き渡す見通しで、準備工事を含め一九年四月から使えなくなる可能性がある。