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  • アメリカを取戻せ! ティーパーティーは成熟国家のノスタルジーでは? - 月明飛錫

    雑記, TV | 23:37 | 今日のクローズアップ現代では、「逆風のオバマ “変革”の行方」と題して、オバマ大統領の支持率が低下していることと、オバマ改革に反発する保守派の市民運動「ティーパーティー」の動きについて取り上げていた。 1.ティーパーティーティーパーティーについては、最近Newsweekが特集を組んでいて、この記事が非常にわかりやすいと思う(ただし、Newsweekはティーパーティーには批判的)。 ティーパーティーの正体-Newsweek日語版ティーパーティーの特徴は、そのアナーキーな性格だ。彼らはあらゆる権威に敵意を示し、いつもけんか腰の言動を取り、自分たちが非難する政策に対して建設的な代替案を示すことはない。ある意味で、60年代のニューレフト(新左翼)の右派版という見方もできる。ただしニューレフトが若者中心で未来志向だったのに対して、ティーパーティーは年齢層が高くて考

  • 白樺派と「セカイ」系 - 月明飛錫

    明治の新聞, 雑記 | 02:49 | 明治の終りから大正の初めにかけて、文学や演劇、思想の分野で、中産階級の若手を中心に、個人の自由や開放を求める動きが広がった。彼らは、さまざまな形で個人主義を主張し、個性を発展させることが価値ある生き方と考えた。そういった中で大きな役割を果たしたのが、雑誌『白樺』を中心に形成された白樺派であった。また、以前書いた「新しい女」もそのひとつだった。 明治から昭和にかけて活躍したジャーナリストの徳富蘇峰は、大正の青年を「金持ちの若旦那」と呼び、彼らは、国家と没交渉で中心信条がなく、国際競争が激しくなっている中で亡国に結びつきかねない、と危惧していた。しかし彼らにとっては、「個性を生かす」ことこそが、「人類の意思」を実現することだった。 1.大正時代の自分探し、白樺派『白樺』は武者小路実篤・志賀直哉・有島武郎などを中心に、1910年(明治43年)に創刊された。