「フクシマからはじめる日本の未来」(大友良英、金子勝、児玉龍彦、坂本龍一による対談、アクペクト刊)を読んだ。東大アイソトープ総合センター長・児玉氏との対談は、これまで一切報道されてこなかったことも含め衝撃的だった。いまの福島には医療現場のセカンドオピニオンのようなことが必要なんじゃないか。除染か避難か、そんな紋切り型の二項対立ではなく・・・という箇所では、どっちかに片付けてしまいたい、という福島以外に住む人間こそがさっさと決着を付けてしまいたい、福島じゃなく自分の気持ちを救いたい、そんなムードが日本の底には流れているんじゃないか(自分含め)と感じた。大友氏、以前から大好きな音楽家の1人で何度か広島に来ていただいてコンサートを企画したりもした。我が家に泊まってもらったこともあった。昔から「ボーダーレスって言うけれども、ボーダーってそもそも、自分のなかで壁を作ってるだけじゃないの?」みたいな事