編集者の目のつけどころ 東京・神保町の出版社で主にビジネス書の編集をしてましたが、定年退職後、築地の出版社で働くようになりました。社員ではありませんけどね。編集部は9階から8階になりました。相変わらず眺めはいいです。 朝日新聞日曜の書評欄に、 「売れてる本」というコーナーがあります。 文字通り、売れている本の紹介をしているわけですが、 今日載っていたのは、 宝島社の『電子たばこ』。 これ、本ではないんですが、 220万部(本?)売れています。 で、記事は電子書籍との比較で、 非常に興味深かったです。 昨年は「電子書籍元年」といわれ、 その手の本もやたら目に付きましたが、 では、電子書籍で大ヒットした本がどれだけあったのか? その一方で、 本ではないけれど、電子たばこがリアル書店で200万突破という大ヒット。 かなり皮肉な現象であります。 日本の書店数は、約1万5千軒。 私が今の会社に入社し