ブックマーク / geopoli.exblog.jp (25)

  • 地政学を英国で学ぶ : 「地理」の本

    SavingThrow
    SavingThrow 2008/06/16
    「銃・病原菌・鉄—1万3000年にわたる人類史の謎」なぜ社会の発展の仕方において地域・民族ごとに違いがでるのか?長期的視点から見た人類の文化/社会史。地理、個人、文化が同じくらい決定的な役割を果たしている。
  • 地政学を英国で学ぶ : 聞けばいいのだ

    今朝の秋田は昨日の寒くて激しい雨の降る天気とはうって変わって、まるで台風一過のような晴れて風の強い一日でした。 京都での学会参加から色々なところに行っておりまして、実は先ほど秋田から山梨に帰ってきたところです。 さて、学会の後からずっと考えているのは、やはり何と言っても「戦略とは何か」という根的な問いかけです。なぜかというと、私が担当したB会場の発表者の方(Y氏としましょう)のテーマが、まさに私の興味とドンピシャだったからです。 ご存知のように、何週間か前には香港人の元コースメイトで最近博士号をとった友人が私の元をたずねてきたわけですが、彼の滞在中に語り合ったのも、まさに「戦略とは何か」ということでした。 しかも彼の論文のテーマは「東洋の戦略思想を西洋の戦略思想から理解する」というもので、今回私が担当したY氏の発表はさらにそこから一歩進めて「東洋の戦略思想を東洋的に理解する」というような

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    SavingThrow 2008/05/27
    1、戦略には「相手」がいる(これを忘れている人が意外に多い)2、自分の中である特定の世界観を持つことはスコープを限定することになり、負けにつながる。3、相手の攻め方が理解できれば返し技も考えられる。
  • 地政学を英国で学ぶ : 「人種差別」で対抗せよ

    今日のイギリス南部は一日中曇りがちで、典型的な冬の天候です。ただしそれほど寒くはなく、雪が降った日のほうが確実に気温は低そうです。 先週からイギリスにドクターコースの最後の難関である口頭試験(ヴァイヴァと言う)を受けに来た香港人のコースメイトですが、昨日の午後、苦節五年半の歳月をこえて、なんと試験に一発合格でパスしました。 しかもかかった時間がたったの五十分ほど。ほぼ文句なしで、修正箇所もほとんどなくクリアーしました。 この口頭試験の際には、普通は同じ学校の学部内から先生一人(インターナルという)、そして外部の先生一人(エクスターナルという)が試験官となって、口頭試験を行います。 たいがいは二時間ほどかかるものなのですが、この彼の場合は一時間もかかっておりません。バングラディッシュ人の友人のときもそうでしたが、とにかくスピード採決でビックリです。 さて、久々に時事ネタを。 世界株安(恐慌

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    SavingThrow 2008/01/24
    米や英のような「人種差別しちゃいけない!」文化がある国には、これは人種差別だという反論はよく効く。ハッキリと自分の意見を主張し、なおかつ相手を人種差別で追い込むのは、国際政治では極めて真っ当な手段。
  • 地政学を英国で学ぶ : ダメになる組織の共通点

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は午後になってから久しぶりによく晴れました。その代わり気温が下がりまして、東京の最低気温がこっちの最高気温、という感じになっております。 さて、今日はロンドンまで出かけまして、面白い講演を聞いてきました。その話を少し。 今日は月に一度のロンドンのある勉強会に参加してきたのですが、今回はゲスト講演者はある地方新聞社の支局長でした。 彼は警察の裏金報道で一躍有名になった人で、ここでは書けないような裏話を色々聞けて面白かったのですが、私が聞いた一番タメになることは、「ダメになる組織の共通点」というものでした。 成功する組織の特徴なんかは色々などで紹介されているのですが、この人はダメな組織というものをよく見て報道してきた方なので、なんというか、やけに真実味のあるものでした。 時間がないので、その共通点を以下のようにポイン

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    SavingThrow 2007/12/11
    ①仕事の処理が遅い。すべてのプロセスがスロー。②役職と権限が違う。肩書きどおりにパワーがうまく分配されていない。③組織内の情報を、知るべきでない役職の人が知っている、外部に漏れてくる。
  • 地政学を英国で学ぶ : リアリスト同士の会話

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は朝から小雨が降っており、たまにどしゃぶりになったりしてかなりの荒れ模様です。 さて、この前またパブでドクターコース生同士の会話があったのでその話を少し。 毎週水曜日の午後はわたしたちコースメイトにとって「語り・情報交換の時間」でありまして、学校のそばのパブでこのような安全保障・戦略学関連の会話をしているのはたしかに思いっきり浮いてしまうのですが、それでも楽しくてやめられません。 彼らと会話していて以前からよく実感するの「お互いリアリスト同士だと、会話がとてもしやすい」という事実です。 たとえば以前ここで紹介したアメリカ人の三人は日に核武装をすすめていることは皆さんもご存知でしょうが、なぜ彼らとこういう会話ができるかというと、それは我々がお互いに変なヒューマニズムのような感情的な話には触れず、ひたすら「パワーと国

    SavingThrow
    SavingThrow 2007/12/11
    リアリストは、どんな相手にも倫理的に優越をつけないので、「相手が欲望を持った存在であることを認める」という意味で、半端なリベラルよりもよっぽどリベラルな場合がある。