今日の横浜北部は、雨が降りそうで降らない微妙な寒い一日でした。 さて、また昨日の話のつづきを。 「質問はレンズだ」ということを述べたわけですが、これは実は「戦略の階層」に関連づけて考えることができます。 すでに述べたように、「質問」というのは「問題解決」のためのものではなく、むしろそれ以前の「問題設定」を行うためのもの。 そして「解決」と「設定」のどちらのほうが「抽象度」の高い思考が求められるかというと、それはもう断然「設定」を考える方なわけです。 これを応用して考えますと、問題解決に集中するというレベルは、いわば現場レベルの話に近く、より具体的であるために、「戦略の階層」から考えれば下のほうの「戦術」のレベルに当てはまります。 その反対に、問題設定のようなものごとの「前提」をとらえるレベルは、プランニングやゲームのルールづくりのほうを考えるものであるためにより抽象的で、「戦略の階層」から