鈴木宗男・前代議士=手前=と佐藤優氏。外務省と検察を知り尽くす2人がフルスロットルで語った。(6日、衆院第1議員会館。写真:筆者撮影) 「検察で何が起こっているのか」「日本の外交は大丈夫か」。今、日本を揺るがす最もビビッドなテーマをあの2人が生激論した。北海道の港湾開発や林野行政に絡んだ贈収賄事件で有罪が確定し来月には収監される鈴木宗男・前議員と一連の事件で執行猶予付き有罪となった元外務省のラスプーチンこと佐藤優氏(作家)である。 ラスプーチンが「鈴木先生が(塀の)こちらにいるうちに話しておかなくてはならない」というだけあり、トークは暴露話満載で、タブーに切り込み、示唆に富んだ。 官房機密費 と沖縄 鈴木宗男: 沖縄県知事選挙(1998年)で機密費を3億円持ち出した。野中さん(広務・当時官房長官)がテレビ番組で否定したが、私は野中さんに電話で「小渕総理も入れ官邸の小食堂で機密費の話をした時