熱い活躍を続けるギークエンジニアを仕事へと駆り立てているのは、どんな想いなのか。新連載第1回は、クラウドサービスで注目を浴びるAWSの技術統括部長兼エバンジェリストの玉川憲氏。意外な経歴からクラウドへの想いまでを語る。 大学の専攻は機械情報工学。失敗学で有名な畑村洋太郎先生の研究室で全体的な設計をするシステムエンジニアリングの研究をしていました。修士は、バーチャル・リアリティ(VR)の研究です。VRの権威だった廣瀬通孝先生の研究室に属していました。イリノイ大学とネットワークをつないで、複数のカメラで人間を撮影し、そこから立体的な人間の像を作って、送り合って通信するビデオアバターを開発して論文を書いたりしていました。 機械系の学科を選んだのは、モノを作るのが好きだったから。しかも、一部ではなく全体設計がしたかった。そこから、ソフトウェア的なVRに興味を持つようになって。映画『スターウォーズ』