ハッカー集団の「アノニマス」によるウェブサイト攻撃があった。ただサイトの機能は損なわれなかった。アノニマスはニュースサイトの免許制に反発。政府に対し11月5日、オンライン上で攻撃するよう呼び掛けていた。 情報通開発庁(IDA)のカン最高責任者補佐の発表によると、5日は多くの政府サイトに対しDDoS攻撃があった。DDoSとは複数のコンピュータから同時・連携して標的へ攻撃を仕掛けるもの。脆弱性を探る狙いがあったようだ。攻撃でサイトが利用できなくなる事態は起こらなかった。 11月6日にはリー・シェンロン首相がハッカー集団に対し「シンガポールのコンピューターネットワークへの攻撃を威嚇する者を突き止め、法の裁きを受けさせる」と警告を出した。 翌日7日の深夜、首相府のサイトに、数時間後の8日未明にはイスタナ(首相府・大統領府所在地)のサイトに攻撃があった。 ハッカーは、クロスサイト・スクリプティング(