高校の英語の授業で、アフリカ人女性ではじめてノーベル平和賞を受賞した、ワンガリ・マータイさんについて学びました。彼女は「もったいない」という日本語に非常に感銘を受けて、「MOTTAINAI」キャンペーンを行ったそうです。 無駄にせず、大切にする精神――。そう聞くとすごく響きがいいんですが、その美徳が、逆に日本人を苦しめているのかもしれません。 「もったいない」という言葉が呪縛に 「もったいない」という言葉は、「価値があるのに無駄になっている」状況などに対して、「無駄にするなよ」と諭すような場合に使われます。語源由来辞典によると、「粗末に扱われて惜しい」といった意味があるようです。 モノには魂が宿っている。使えるものはとにかく使う。文明開化前の日本は、ハイパーリサイクル国家だったそうなので、その言葉もぴったりです。 おばあちゃんは自分の着物を娘の着物に作り直し、古くなったら巾着にしてました。
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