<「日本が後進国」という内容に衝撃を受けた方は少なくない。なぜなら、日本は1人当たりGDPが主要国トップになったこともあり、メディアではこの部分が肯定的に大きく取り上げられる。しかしその一方で、労働生産性は最下位だ。その理由から見える、日本の課題とは> 前回、「日本はもはや後進国であることを認める勇気を持とう」という記事を書いたところ、多くの反響をいただいた。日本の労働生産性は主要先進国中、最下位という状況が50年以上続いており、世界における日本の輸出シェアが高かったのも実は1980年代だけである。こうした現実を考えると、日本は「昔から貧しかった」と考えた方が、状況をより適切に把握できるという内容だが、この表現には疑問を持った方も多いかもしれない。 【参考記事】日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう 労働生産性は豊かさを示す代表的な指標のひとつであり、これがずっと最下位なのは事実だが
![「日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう」への反響を受け、もう一つカラクリを解き明かす](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ec9acefc4c60d83eaf916e8a243f8dfc3ae9dc5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fkaya%2Fassets_c%2F2019%2F09%2F190910-kaya-top-97201265-thumb-720x480-167758.jpg)