上坂 いえ、それほどでもないですけど。毎日自分の棚を見て、売れたものを補充するのは日課になっています。書店の仕事ってものすごく多いんです。特に開店するとお客様の対応や版元さんとの商談などが立て続けにありますので、できるときにできることをやっておかないとすぐ一日が終わってしまいます。 ――そうですね、でもわかっていてもなかなかできないのでは? 上坂 私も完璧にできている訳ではないですから。少しでもいい売り場にしたいんで、毎日コツコツとですけど、できることをやろうとしています。 ――弊社の営業は、「上坂さんが小まめに補充してくださるから本当に助かる」って絶賛していますが。 上坂 いえいえ、私なんかまだまだです。 ――ところで書店でのお仕事は何年目ですか? 上坂 今年で9年目になります。ずっとここルミネ横浜店です。 ――書店員さんって、どういう段階を経て一人前になっていくんですか? 上坂 私なん