トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 福島第1事故、レベル7の可能性 安全委推計 2011年4月12日 02時22分 原子力安全委員会は11日、被災した福島第1原発から最大で1時間当たり1万テラベクレル(テラは1兆)の放射性物質が放出されていたとの試算を明らかにした。原発事故の深刻度を示す国際評価尺度(INES)で、政府は現在、暫定的に「レベル5」(発電所外へのリスクを伴う事故)としているが、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に並ぶ「レベル7」(深刻な事故)になる可能性が出てきた。 原子力安全委の班目(まだらめ)春樹委員長は、1時間当たり1万テラベクレルの放出が「数時間」続いたと推計。国際評価尺度では、放射性ヨウ素131換算で外部への放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上の場合はレベル7としている。 復旧作業中の福島第1原発は、11日夕の震度6弱の余震で外部電源が停止し