『たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉』(双葉社)の著者 見城徹という人物は尋常な人ではない。この一冊に込められた熱い言葉に触れれば、その想いを強くすることだろう。今までの実績もさることながら、価値観が突き抜けていて、哲学の域に到達しているように感じられる。そんな普遍的な真実に刺さった51の言葉は、多くの読者の心を揺さぶるものだ。 本書は堀江貴文氏とサーバーエージェントの藤田晋社長が始めたサービスの「755」で、著者である見城氏がユーザーと真剣に向き合って語られた内容を土台に再構成されたものである。著者が繰り広げる人生問答は「見城徹の千本ノック道場」と呼ばれ、「奇跡のSNS」とも言われたそうだ。一読すれば、その理由も頷けるに違いない。著者の魂からの言葉が、見事に綴られているからである。その仕事観は凄まじいとも言えるもので、まるで人生の全てを仕事に捧げることで、人生に意味を持たせよう