【ニューヨーク=山内菜穂子】バイデン米大統領は19日、南部ジョージア州アトランタで演説し、アジア系女性6人を含む8人が死亡した銃撃事件に関連し「米国に憎悪の居場所はない」と断固として立ち向かう考えを示した。米国ではアジア系住民に対する差別や暴力が深刻になっており、今回の事件を機に動揺や怒りの声が広がっている。バイデン氏はハリス副大統領とともにアトランタを訪れた。今回の訪問は当初、1.9兆ドル(
不正署名問題が発覚した大村秀章知事に対するリコール(解職請求)運動を巡り、市民グループ「『表現の不自由展・その後』をつなげる愛知の会」は十九日、運動を支援した名古屋市の河村たかし市長の引退に賛同する署名が三万一千八百八十筆集まったと発表した。市役所で会見した団体幹部は「重みを感じてほしい」と話した。団体は市に署名の受け取りを求めたが、市は政治家個人の活動として受け取らなかった。
ソフトバンクグループのグリーンシル・キャピタルへの債権額が11億5000万ドル(約1253億円)であることが、事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった。 管財人のグラント・ソーントンが19日の電話会議の後に発表した資料によると、債権者の請求総額は17億5000万豪ドル(約1480億円)超となった。次回の債権者集会は4月22日に予定されており、グリーンシルの今後について意思を示す機会になるという。 オーストラリアで開催されたグリーンシルの初の債権者集会には59の債権者が出席し、55分で終了した。この電話会議には、ドイツの銀行協会のほか同国やオーストラリアの証券当局も出席していた。 金融ベンチャーのグリーンシルは先週、英国で再建型倒産手続きを申請した。クレディ・スイス・グループやソフトバンクなどグリーンシルを支えた企業も、同社が提供する融資を疑問視する動きがあった。 ソフトバンクGに電話取材
異例の非難合戦で幕を開けた米国と中国の外交トップによる2日間の協議が19日、終了した。人権や経済で同盟国と組んで中国封じ込めを狙う米国と、軍事や内政で強権を誇示する中国。超大国の衝突は政治体制や国家理念にも立ち入る新たな次元に突入した。【関連記事】・・・氷点下の米北端、アラスカ州アンカレジ。18日、ブリンケン米国務長官は「新疆ウイグル、香港、台湾。米国へのサイバー攻撃と同盟国への経済的な強制行為を含む、中国の行動に対する私たちの深い懸念を提議したい」と切り出した。「どれも世界の安定を保つルールに基づく秩序を脅かし、単なる内政問題ではない」と、米中関係史に残る応酬の口火を切った。「中国には中国式の民主主義がある」「米国民の多くは民主主義への信頼を失っている」。中国外交トップの楊潔篪(ヤン・ジエチー)共産党政治局員は報道陣のカメラの前でまくしたてた。新型コロナウイルスの封じ込めにいち早く成功し
(↑画像をクリックすると動画が再生されます。) かつて日本は、政治は二流でも中央官僚が飛び抜けて優秀だから持っていると言われた時代が長らくあった。実際、霞ヶ関の高級官僚の枢要なポストは大半を東大法学部卒のスーパーエリート官僚が占めてきたし、それは今も大きくは変わっていない。 しかし、昨今の国会などを見るにつけ、その超エリート官僚たちが、耳を塞ぎたくなるような恥ずべき答弁を真顔で繰り返している。その厚顔無恥ぶりからは、焼け野原から世界有数の経済大国に至る戦後の日本を率いてきたエリート官僚の矜持や面影といったものは微塵も感じられない。 それが強く印象付けられたのは、安倍政権下で表面化した「モリ・カケ・サクラ」(森友・加計学園、桜を見る会)問題をめぐり、各省の高級官僚たちが政権を守るために公文書の破棄や隠蔽、虚偽答弁などを平然と繰り返す様を見せつけられた時だった。野党から公開を求められたその日に
今夏の東京オリンピック・パラリンピックは20日、政府や東京都、国際オリンピック委員会(IOC)の代表者らによる5者協議で、海外客の受け入れ見送りが決まった。ただ新型コロナウイルスの変異株が拡大しており、水際対策を徹底し、救急医療体制を整えるには課題もある。 IOCのトーマス・バッハ会長は協議後、「世界中の熱狂的な五輪ファンや、五輪観戦を計画していた選手の家族や友人らが失望する気持ちはよく分かる。とても申し訳ない」とコメントした。今後、海外からの受け入れで議論の対象となるのは、スポンサーなど招待客やボランティアの扱いだ。この日はともに議論されなかったという。日本側は感染防止のために規模縮小を図りたい考えだが、IOCはスポンサーの招待客の受け入れを強く求めている。既得権益が絡むだけに調整は簡単ではない。 IOCにとって最上位スポンサーである「TOP」からの収入は放映権料に次ぐ柱で、2013~1
世界的なベストセラー作家、村上春樹さんの直筆原稿20点が、20日東京で開かれたオークションに出品され、このうち19点が落札されました。オークション会社によりますと、原稿はコレクターが20年ほど前に古書店で購入したもので、村上さんとつきあいのあった編集者から流出した可能性があるということです。 オークションに出品されたのは、昭和60年に刊行されたエッセー集「映画をめぐる冒険」の草稿や、レイモンド・カーヴァーの短編を翻訳した原稿など、村上春樹さんの直筆原稿20点で、いずれも、村上さんに関する資料の収集を40年以上続けてきたコレクターの男性が所有していました。 男性は20年ほど前に古書店で購入したということで、直筆のサイン本などほかのコレクションとともに、20日、東京で開かれたオークションに出品しました。 その結果、直筆原稿は19点が落札され、最も高いもので155万円の値が付き、落札額の合計は5
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