右肩上がりで増える訪日客は日本経済の成長エンジンだが、今の好調はいつまで続くのか。日本の格安航空会社(LCC)の草分けで、「だれでも気軽に乗れる空の電車をめざす」と宣言するピーチ・アビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)に聞いた。7割が外国人――足元の需要動向は。「ピーチは関西国際空港を最大の拠点空港として、国内線と国際線を両方展開しているが、どちらも好調だ。搭乗率は85%程度の非常
日本初の格安航空会社(LCC)として、2012年3月から就航しているピーチ・アビエーション。関西国際空港(大阪府泉佐野市)を拠点に、ピンクを基調にしたカラーリングの機体を飛ばしている(2013年末時点で国内9路線、国際5路線)。初フライトから3年目を迎える2014年は、沖縄の那覇空港に第2拠点を設ける計画も進行中だ。 関空を拠点とするピーチのビジネスモデルは当初、多くの専門家から「失敗する」と酷評を受けていた。ところが、これまでの平均搭乗率は約85%という高水準で推移。成田国際空港を拠点に、同じく2012年に就航した和製LCCのジェットスター・ジャパンやバニラ・エア(旧社名はエアアジア・ジャパン)に比べて、「頭一つ抜けている」との評価に変わっている。 ピーチはライフスタイルを変えるツール ――ピーチは就航開始から約1年半後の2013年9月に、累計搭乗者数300万人を達成しました。 当初計画
国内のLCC(格安航空会社)を巡る話題が賑やかだ。 ANAホールディングス傘下のエアアジア・ジャパンは、10月26日でエアアジア・ジャパンとしての運航を終えた。12月20日からは新ブランド「バニラ・エア」として成田空港を拠点に、那覇と札幌、台北、ソウルの4都市へ就航する。 また11月には、香港の「香港エクスプレス」が、羽田空港と香港を結ぶ深夜便を就航させる。 こうした中、1つの目玉となるのが、国内初のLCC、ピーチ・アビエーションの成田路線開設だろう。同社はこれまで、関西国際空港を拠点に国内外13路線を運航してきた。それが10月27日からは1日2回、関空と成田を往復する。関西をベースに成長してきた同社が、ジェットスター・ジャパンやバニラ・エアが拠点とする成田に殴りこみをかける。関西地区以上に大きな需要のある首都圏で、ピーチはどう乗客を取り込むのか。同社の井上慎一CEO(最高経営責任者)は、
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