JR北海道の運転士が操作ミスを隠すため、列車の安全装置をハンマーでたたいて壊していた問題で、JR北海道が1日付けで、この運転士を車両の保守を担当する部署に異動させたことが分かりました。安全装置を壊した社員を保守業務に関わらせる今回の人事を巡っては、JR北海道の安全意識が問われる事態になりそうです。 先月7日、札幌市にあるJR北海道の運転所で、運転士が自分の操作ミスを車両故障のせいにしようと、出発前の寝台特急のATS=自動列車停止装置をハンマーでたたいて壊していたことが明らかになりました。 この運転士についてJR北海道が、「乗客が乗る車両を損壊させるという重大な事案を起こした」として、15日間の出勤停止処分にするとともに、1日付けで車両の点検や修理など、保守を担当する部署に異動させたことが分かりました。 これについてJR北海道は「運転士は続けさせられないと判断した。車両分野での経験が長いので