劇作家で演出家の野田秀樹さんが美輪明宏さんの生涯を舞台化することで話題となっている公演「MIWA」の制作発表が22日、東京都内で開かれ、美輪さんを演じる宮沢りえさんは「美輪さんみたいな怪物を演じるプランはゼロ」としながらも「華やかで強いイメージがあるが、戦争や原爆を経験されて葛藤していたというギャップがあり、演じるのはプレッシャーですが楽しみです」と語りました。 波瀾万丈な美輪さんの生涯が舞台に 美輪さんと言えば、黄色に染めた髪型と美しい衣装でテレビや舞台で活躍、78歳の年齢を感じさせない華やかな姿が思い浮かびますが、多感な少年時代を遊郭のそばで暮らしながら、10歳の時に長崎の原爆で被爆、戦争の苦しい時代を生き抜き、上京したあとは、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」(ぎんぱり)で、歌手として活躍しながらも、ホームレスに身を落としたりと、波瀾万丈の人生を歩んできました。 野田さんが率いる「NOD