第163回芥川賞と直木賞の候補作が発表されました。それぞれ5人の作品が選ばれ、芥川賞は4人が初めて候補になったほか、直木賞は馳星周さんが7回目の候補となりました。 芥川賞の候補作に選ばれたのは、 ▽石原燃さんの「赤い砂を蹴る」、 ▽岡本学さんの「アウア・エイジ(Our Age)」、 ▽高山羽根子さんの「首里の馬」、 ▽遠野遥さんの「破局」、 ▽三木三奈さんの「アキちゃん」、の5作品です。 高山さんは3回目の候補で、ほかの4人は今回初めて候補に選ばれました。 直木賞の候補作には、 ▽伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」、 ▽今村翔吾さんの「じんかん」、 ▽澤田瞳子さんの「能楽ものがたり 稚児桜」、 ▽遠田潤子さんの「銀花の蔵」、 ▽馳星周さんの「少年と犬」、の5つの作品が選ばれました。 平成8年のデビュー作「不夜城」で初めて直木賞の候補となった馳さんは、その後も「夜光虫」や「アンタッチャブル」などで候