タグ

ブックマーク / rootport.hateblo.jp (5)

  • 文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい - デマこい!

    文章を書くという仕事は、ゼロを1にする作業だと思われがちだ。 小説や脚ゲームシナリオなどの創造的な文章ならばなおさらだ。しかし実際には、文章を書くというのは100を1にする作業だ。文章を書けるかどうかは、このことに気づけるかどうかだと思う。作家にせよ、ジャーナリストにせよ、それこそアルファブロガーに至るまで、きちんとした文章を書ける人はみんなこのことに気づいている。 狼と香辛料 (電撃文庫) 作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 471回この商品を含むブログ (745件) を見る 『狼と香辛料』を書くにあたり、著者の支倉凍砂はかなりの量の文献を読み込んでいたらしい。ライトノベルは、青少年向けの「軽い小説」と見なされることが多い。しかし、そのライトノベルでさえ、メガヒットの裏側にはきちんとした情報収

    文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい - デマこい!
  • 「相手の気持ちを考えなさい」か「自分の意見を言いなさい」か - デマこい!

    個人的な事情で、ここ数日ヘヴィな交渉をしていた。 日常生活で目にする「交渉」のほとんどは、一方の利得がもう一方の損失になるゼロサム・ゲームだ。というか、そうではない(※Win-Winの関係になる)話し合いは「打ち合わせ」とか「ミーティング」と呼ばれ、「交渉」とは呼ばれない。「商談」は交渉ではない場合が多い。「値切り」は交渉である。ゼロサム・ゲームで自分の利得を最大化するには、相手を負かすしかない。 交渉の最後に、相手側からこんなことを言われた: 「君は頭がいいのかも知れないけれど、社会人として、そして人間として問題があるよ」 とんでもない、私はあまり頭がよくない。たしかに今回の交渉では、私は自分の主張をおおむね通すことができた。しかし、 私は交渉に勝ったのだろうか。 ◆ たとえば5歳〜6歳ぐらいの兄弟を思い浮かべてほしい。 お兄ちゃんが新しいおもちゃで遊んでいる。とても楽しそうだ。弟はもの

    「相手の気持ちを考えなさい」か「自分の意見を言いなさい」か - デマこい!
  • いま、何の話をしているのか。 - デマこい!

    ひさしぶりに「議論の組み立て方」系の記事を書きます。 ◆ 議論が苦手な人は、情報の整理が苦手な人だ。相手の“言っていること”を体系的に理解できないから、うまく反論することができない。自分の感情を“主張”へと昇華できないから、自分が“何を言っているのか”さえ、あやふやになっていく。情報を整理する力は、議論に強い・弱い以前の問題だ。 「現状分析をしているのか、それとも理想や目標について話しているのか」 「全体の話をしているのか、それとも個別の話をしているのか」 少なくとも、この2つの軸だけは見失わないようにしたい。 ◆ たとえば、こちらの記事: 国民国家とグローバル資主義について‐内田樹の研究室 http://blog.tatsuru.com/2012/12/19_1126.php 私は以前から、「充分に豊かになった国・地域では“政治”の力が弱くなる」と考えていた。なぜなら民主的で豊かな国で

    いま、何の話をしているのか。 - デマこい!
  • 英語力が欲しいなら英語で読書しろと叱られた話 - デマこい!

    「行きたくねえな、インド」 テキサス出身の友人と夕べていた。ステーキを切りながら彼はぼやく。 「マジで行きたくねえわ」 半月後、彼はインドに出張する予定だそうだ。私は首をかしげる。 「どうして? 私は行ってみたいよ、インド。英語も通じるらしいし」 「まさか」彼は鼻にしわを寄せる。「インド人の英語(Inglish)は何を言っているのか分からない、訛りが強すぎるんだよ。大学生のころ、数学の講師がインド人だった。けれど理解できるのは板書された数式だけで、喋っていることは何一つ聞き取れなかった」 「そんな英語力でもアメリカの大学講師が務まるの?」 「講師と言っても、ただのTAだからね。半分、留学生みたいなものだ。さすがに大学当局に文句を言ったよ、あの授業はひどすぎますって」 「そしたら?」 「翌週からは中国人のTAが教えにきた。やたらとテンションの高い先生だった」 「英語は?」 「完璧すぎて

    英語力が欲しいなら英語で読書しろと叱られた話 - デマこい!
  • 行きつけのスタバのマネージャーがすごかったという話 - デマこい!

    「正しい面接」というと就活生とか受験生とか、面接を受ける側の話になりがちだ。入社試験のような「振り落す」ための面接ならば、面接官は偉そうにふんぞり返っているだけでいい(優秀な学生は内定辞退するだろうが)。しかし学校の三者面談や職場の定期面談――世の中の「面接」のほとんどは「相手を理解する」ために行われる。したがって「運営側」つまり面接をする側のほうが、「正しい面接」の方法を熟知していなければならない。 では、面接官が理解しておくべき「正しい面接のやり方」とはなんだろう。 行きつけのスタバのマネージャーが凄まじかったので、書き残しておく。 私がスタバを利用する最大の理由は「電源が使い放題だから」だ。が、スタッフの教育が行き届いているのには驚かされる。差別化の難しいコーヒー飲料という商材で、しかも価格は高め。ひねくれた人からは「MacBook Airを見せびらかしたいやつらが行く場所だろ?」な

    行きつけのスタバのマネージャーがすごかったという話 - デマこい!
  • 1